秩父ぐらし

秩父・食のお話2 卵のお話

第二回の食のお話は、私たちがほぼ毎日のように口にしている卵について福井さんから教えていただきました。

最近はスーパーの卵売場でも、平飼いとか、有精卵とか、餌にこだわった卵など、いろいろな卵が出回っています。

今回は、有精卵と無精卵の違い、工業卵と平飼い卵の違いについてのお話です。

 

有精卵は最近スーパーなどでも出回っており、皆さんの関心も高くなってきていると思いますが、実は有精卵と書かれたパッケージの卵が全て有精卵であるとは限らないのです。
有精卵の確率は、メスとオスの数の対比でちがってきます。メスが100羽に対しオスが3羽でも有精卵と呼んでいる所もあるのでご注意を。

たいがいのパッケージには、よく見ると「有精卵含む」と注意書きがあったりします。

プラチナ卵はメス5、6羽に対し、オスを1羽いれているので90%前後の有精卵率になっております。
では、有精卵と無精卵の違いはどうかと言うと、実は栄養価は無精卵も有精卵も変わらないのです。

しかも有精卵のデメリットとして血痕のようなものが混じってしまうことが稀にあります。これはもちろん食べることはできますが、気持ちのいいものではないですね。

また、生きている卵なので温度があがるとヒヨコになる準備が始まるということもあり、管理に気を遣います。

農場側としては、オスは卵を産まないしエサをメスの1.5倍食べるという経済上のリスクもあります。
以上の理由で、平飼いでも無精卵の卵を生産する養鶏場が多いのが実情です。

しかし、自分達は生き物の命を頂く食べ物は単純に栄養価だけでは測れないと考えております。メスだけだと、イジメや鶏社会が上手く行かないこともあるといいます。

オスと恋をして交尾をしたメスは毛並みもよく美しいです。そんなキレイなメスが産んだ卵とどっちが美味しそうですか?

次に工業用卵と平飼い卵の違いについてお話します。

大きな違いは土の上を走り回れるかそうでないかということです。

工業用卵は、狭い区切られた檻の中で、エサを食べて卵を産むだけ。土もいじったことなければ、酷い所だと太陽もあたることなく一生を終えてしまいます。

人間でたとえるなら、電気のついた狭い押入れの中で下の段に二人、上の段に二人で住んで、異性をみたことも太陽を見ることもなく、ただ妊娠、出産を繰り返し一生を終えるということになりますね。

この鶏たちは、ストレスまみれであり、体が弱く病気になりやすいので、そのためエサや水に抗生物質等を混ぜてあたえています。

エサの原料はトウモロコシ等、遺伝子組み換え作物が主要で、黄身の色を赤くするために合成着色料を食べさせているのが実情です。

メリットとしては、価格が安価で狭いスペースで沢山生産できる事が挙げられます。

ただし工業用卵でも、光をあてている所や、エサにもこだわっている所もあるので確認してみてください。

平飼い卵は、土の上で、砂浴び(土を体にかける鶏特有の仕草)をしたり日光浴ができ十分に走り回ることができる鶏の卵です。

この鶏たちは体の抵抗力が強く、病気になりにくいです。
適切な羽数で鳥インフルエンザがでた報告は今の所なしだそうです。

値段は工業用に比べると高価になってしまいます。

プラチナ卵は、エサは秩父のコメ糠やオカラ、イタリアンレストランサルベージの無農薬無化学肥料の野菜や残飯等の自然なものを好気発酵させた100%ナチュラルオリジナル発酵飼料と、季節の雑草をあたえ、水も塩素の入った水道水は使わず雨水を使用しています。着色料を使っていないので、君の色はレモンのようなプラチナイエローです。

毎日の卵料理のほかにお菓子作りにも使っていただきたいです。卵本来のおいしさをぜひ味わってください。